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世界の大手ディスポーザー製造業者

エマソン・エレクトリック(米国) / 日本エマソン株式会社

世界シェア75% ナンバー1メーカー

世界市場占有率70% InSinkErator(インシンクイレーター)とはエマソン社のブランドで、通称ISE(アイエスイー)として親しまれています。ISEはディスポーザーを発明した会社であり、自社ブランドの他にも多くの電機メーカーにOEM(相手先ブランド)供給を行っている圧倒的な最大手です。ISEは年間600万台以上のディスポーザーを製造し、世界市場占有率75%以上という他社の追従を許さない圧倒的な製品力を誇っています。 ISEディスポーザーは静穏性、排水性能、デザイン性に優れ、事実上の業界スタンダードになっており、世界市場に多大なな影響力を持っています。
また、日本法人(日本エマソン)が存在するエマソン社は、米国籍メーカーとしては珍しく日本市場に合わせた新製品を常に開発、投入しています。*1
その為、日本の市場ニーズにマッチした静音性、粉砕能力、デザイン性、耐久性、サポート体制などで信頼性も高く、非常に人気があります。 家庭用は主に標準装備マンションやキッチンメーカー、設備・電器店ルートに流通しています。業務用も高いトルクと耐久性、省スペース設計を武器にしており、厨房機器販売店に人気があります。またエマソン社は多くの事業部を抱えており、民間誌の調査では世界の有力経営企業としても毎年世界企業電器部門トップ10内にランキングされています。
しかし日本では設備系など施工やアフターのしっかりした会社でないと入手しづらく、このルートでは積極的に販売する会社も無い為にエンドユーザーには入手しにくいブランドとなっています。

*1 インシンクイレーター事業部門は、現在日本エマソン社にはありません。

アナハイム・マニュファクチャリング・カンパニー(AMC) (米国)普及

アナハイム・マニュファクチャリング・カンパニー(AMC)

アナハイム・マニュファクチャリング・カンパニーは米国カリフォルニア州に本社があります。1966年にワラウェイ社とクリスタルディスポーザーマニュファクチャリング社が合併して、アナハイム・マニュファクチャリング社(AMC社)が誕生しました。
1970年代は「ワラウェイ」「ウエストキング」の製品名が米国で知られており、1990年代には米国で40%以上の製造シェアでISEに次いで2位に位置づけていました。しかし、OEM供給工場の為に米国では知名度はあまり高くありません。40%以上あった市場シェアはISEや他社の技術開発、マーケティングに遅れを取り、現在では一桁台(5~7%)に落ち込んでいます。
日本では丸紅など大手商社が扱っていた1980年代に一番流通しており、アメリカン・ディスポーザーとして年間2万台程度が販売されていました。
しかし2000年以降に多く参入した後発日本メーカーや、ISEの静かでコンパクト、消費電力を抑えたECO仕様コンセプトの下に開発された製品に、サイズや運転音が大きく500Wを越えるアメリカン・ディスポーザーは一気にシェアを奪われました。また、輸入ブローカーの存在から並行品が多く流通しており、流通経路の不確実性から、イメージや信用を重要視する会社はアナハイム社のディスポーザーを敬遠する傾向にあるということがそのままシェアに反映されています。
米国家庭向ディスポーザーを日本の電圧、周波数に変更したアメリカン・ディスポーザーの特徴は、瞬時に生ゴミを粉砕処理できる米国らしいハイパワーです。日本で販売されている他製品と比較するとサイズや運転音が大きい分、余裕のあるハイパワーでガンガン生ゴミを粉砕処理でき、そのタフな仕事はまさに「ブルトーザー」です。排水性能、安全性等の基本性能は蓄積された技術を持っており、頑固な作りをそのまま継承したディスポーザーのひとつといえるでしょう。
2008年8月より生産を中国に移しています。

日本のディスポーザー製造業者

日本

日本では米国の工業規格をモデルに簡易化して作成されたBL規格(現在は廃止)、適合評価、PSE法があります。この規格を通過した日本の製造業者は数社あります。共通点に静音性に優れた高性能モーター、主にバッチ式(蓋スイッチ)を採用しているなどがありますが、どのメーカーも静音性を重視している為に電力や起動トルクが低く、処理可能な生ゴミが限定されてしまうという弱みがあります。
この為、説明書通りに取扱わないユーザーのトラブル発生比率が比較的高い傾向にあります。 またディスポーザーと専用処理槽を組み合わせたシステム商品が前提となっているので、ディスポーザー本体だけでは販売しておりません。
1990年代に日本メーカーが数十社参入しましたが、競争激化で採算がとれず撤退や・倒産する会社が相次ぎ、現在は数社が残るのみです。日本メーカー全社合計のディスポーザー年間総製産台数がエマソン社の年間工場稼動2日分という販売規模(市場)差の為にコスト競争力や品質で太刀打ちができないのが現状ですが、ゼネコンやマンションデベロッパーとタッグを組む事によりディスポーザーの販売台数を確保しています。製品性能が顧客満足度、メンテナンス発生率に直結するだけに、基本性能の向上に期待するところです。
日本メーカーの脅威は、市場規模の小ささから事業部が成り立たない為に本業や国内景気により事業部自体が撤退の危機にさらされているところです。しかし米国メーカーも逆転不可能と言われる圧倒的シェアを背景に積極的な投資は行っていません。
現在では米国トップメーカーであるISEに比べて品質が劣り価格も高い為にあまり人気はありませんが、過去の家電や自動車のマーケットの歴史同様、投資を控えた世界のトップメーカーをの顧客ニーズを反映した物作りで米国メーカーを超える日がくるかもしれません。

日本のメーカー

中国、台湾メーカー

中国・台湾

これらの製造業者は数多くありますが、その多くが米国ディスポーザーを模写しています。
ほぼフルコピー品なので、排水性能、使用感は日本メーカーより良好な製品ができます。また一部、日本企業が製造委託し撤退したディスポーザーを販売している工場もあります。
しかし生産管理を高いレベルで求められず製品にバラつきがあり、不良品の発生率が高いのが特徴です。 不良品発生時の対応もよくない為に価格に転嫁しなければならず、あまり人気はありません。米国メーカーには到底及びませんが、米国メーカーの中国工場のノウハウが流出しているのか良い製品を作る工場もあります。
現在、日本では中国メーカーのブランドはほとんど販売されていません。

他メーカー

Tweeny
イギリスなどの他メーカーは米国メーカーに次いで良い製品を送り出していましたが、現在はシェアを奪われてしまいました。輸入元が撤退したため日本仕様の正規品は新規販売はされておらず、ごく一部ヨーロッパで販売さているのみです。
ヨーロッパの電機メーカーの多くが米国メーカーに製造委託しています。

何故、米国メーカーが圧倒的な製品力を誇っているのか?

世界の圧倒的トップメーカーであるエマソン社(ISE)とOEMメーカーのアナハイム社AMC)は共に米国企業です。米国はディスポーザーが発明された国であり1930年代からの長い歴史があります。あらゆる社会実験で安全性が確認された後、法の後押しもありディスポーザーは普及していきました。
米国での厳しい工業規格に裏付けされたディスポーザーは信頼性が高く、日本、中国メーカーのディスポーザーには現在、米国工業規格を通過できるディスポーザーはありません。
米国の長い歴史の中で、何十社ものメーカーがディスポーザー市場の覇権を争ってきました。やがて消費者の支持により勝ち残ったのがエマソン・エレクトリックになり、現在米国では1社で85%という驚くべき市場シェアを誇っています。
米国企業の製造するディスポーザーは、市場競争から勝ち抜いた圧倒的な製品力を誇ります。米国では厳しい工業規格のクリアは最低条件であり、ユーザーに支持されない多くの会社が消えていきました。
そうした厳しい工業規格と市場原理にもまれたディスポーザーは完成度が高く、その信頼から日本での各省庁の社会実験や大規模な設置には米国メーカーのディスポーザーが多く採用されました。

日本エスコが推奨するディスポーザー

日本エスコではディスポーザーをメンテナンスする立場からユーザーの視点で判断します。現在数十社の中から勝ち残ったエマソン社が、1社で世界の市場の独占している状態です。このメーカーの製造するディスポーザーの基本性能、使用感は突出していると言えます。
その背景には米国の市場と歴史があり、特に厳しい工業規格の存在が大きいと言えます。更に大量生産によるコスト競争力、お客様の満足度、メンテナンス発生率、施工のしやすさを考慮すると、世界のディスポーザーユーザーと同じ選択になります。

Tweeny
ショーで米国領事館ブースにて
日本エスコが紹介したISEディスポーザー

米国においての工業規格

  • ANSI/AHAM-FWD1 (機械性能に関する規格)
  • ASSE-STANDARD-?1008 (給排水性能に関する規格)
  • UL430 (ディスポーザーの安全に関する規格)
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